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田原(でん げん、ティエン・ユアン、1965年11月10日 - )は、中国の詩人、翻訳家〔谷川俊太郎 著、田原 編集『谷川俊太郎詩選集 1』集英社〈集英社文庫〉、2005年、ISBN 978-4-08-747831-0、奥付編著者略歴より〕谷川俊太郎の研究家としても知られ、谷川俊太郎の詩作品を中国語に翻訳して出版している。母語である中国語での詩作のほかに、日本語での詩作も行っており、日本語による第2詩集『石の記憶』は、第60回H氏賞を受賞した。 2013年4月より、東北大学から城西国際大学に転勤、客員教授として教鞭をとっている。〔。 == 略歴 == 1965年、河南省の農村で生まれた〔『読売新聞』 2010年5月13日付朝刊、14版、2面〕。詩作は高校生のときからはじめ、大学在学中に最初の詩集を刊行した〔。 1991年5月に公費留学生として来日、天理大学国際文化学部日本学科で学ぶ。1997年3月卒業。そこで谷川俊太郎の作品に触れて感銘を受け、谷川作品を中国語に翻訳した『谷川俊太郎詩選』を刊行して、中国に紹介した〔。立命館大学大学院文学研究科日本文学専攻博士課程修了。『谷川俊太郎論』で文学博士号取得。他に田村隆一、辻井喬、北園克衛、白石かずこ、高橋睦郎などの作品を中国語に翻訳している。 2001年に第1回ボヤン賞(後の留学生文学賞)を受賞。2004年に、日本語による第1詩集『そうして岸が誕生した』(思潮社)を刊行。2009年には、四川大地震の悲しみなどを綴った第2詩集『石の記憶』(思潮社)を刊行、同作で第60回H氏賞を受賞した。 2005年春、翻訳した『谷川俊太郎詩選』(河北教育出版社)が北京・第二回「21世紀鼎鈞文学賞」を受賞。 2011年秋、翻訳した数冊の中国語詩集により、北京大学が主催する第三回「中坤詩歌賞」を受賞。 〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「田原 (詩人)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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